ヘアセットメニュー化事例
LEAROでは、ヘアセットの技術を上げると同時に、ヘアセットのメニュー化も大事なアクションの一つだと考えています。
こんなヘアセットは売れない!
1.和装・洋装など、ざっくりしたメニューで分かれている
たまに見かけるのがこの2パターンのメニューで分かれているPR手法。お客様側は、どのようなスタイルができるのかイメージしづらいので予約が入りづらい打ち出し方になっています。
2.1ヶ月前迄に要予約など、前日&当日予約ができないようになっている
1ヶ月前に予約をするお客様が全くいないわけではないですが、予約を1ヶ月前までと固定してしまうと、お客様のニーズに柔軟に応えることが難しくなります。せめて前日予約の解放がベター、当日の予約も解放できるようになるとベストです。
3.ヘアセット施術時間が長い
よくメニューに想定される施術時間を書かれているサロンは多いですが、ヘアセットで30分以上かかっていると長いです。ヘアセット時間を短縮するメリットは、お客様側にもサロン側にもあるので、できるだけ、技術を向上させてヘアセット施術時間を30分以内に抑えましょう。
4.ヘアセット料金が高い
ヘアセット料金については、技術力、要はクオリティによって変動するものだと考えます。良くある間違いが、「サロンのヘアセット技術が低い→施術に時間がかかってしまう→値段を高くしないと割に合わない」という値決め方法。このような値決め方法では、お客様からすると「下手な上に時間だけはかかる、さらに高い」というネガティブなイメージに繋がります。
5.ニーズに合った打ち出し方をしていない
上記のことを踏まえて、ヘアセットメニューの打ち出しをする場合は、時間・価格・技術をブラッシュアップさせ、ニーズをキャッチアップし、お客様によりイメージしやすい状態で打ち出して上げると良いと思います。
メニュー化事例
では、どのようにしたらいいのでしょうか?ここから先は、ヘアセット技術を向上させた上で必要な、「効果的なメニュー化の事例」を踏まえて解説していきます。
1.まず技術を向上させる
これはサロンのカットやメニューなどと同じ理論かと思いますが、「ある一定のメニューを使ってお客様にもっと喜んでもらいたい、それによって売上をアップさせたい、他店との差別化を図りたい」と考えた場合、まずは技術の向上が必要になります。ヘアセットも然りです。具体的に挙げると、以下のようなことが挙げられます。
- 基礎の技術を完璧に取得する
- その上で、ベーシックなヘアセットができるようにする
- さらに、トレンドスタイルが作れるようにする
- イベントヘアスタイルもできるようになる
2.時間短縮を図る
技術を覚えたら、あとは反復練習をしていきます。反復練習をする意味は2つ。「自分のものにすること」と、「もっと効率的に施術できるようになること」です。時間短縮をするメリットは、こちらのブログにも詳しく書いていますが、端的に挙げるとこんな感じです。
- ヘアセットは出かける前にするものなので、お客様の予定を圧迫せず送り出すことで喜ばれる
- 時間効率が上がることによって早いだけで信頼性が増す
- 店舗側は時間効率が上がることによって回転数の向上が期待できる
早くできる人はゆっくりすることもできるので、お客様に合わせたペースで施術できるという「スキル」にも繋がります、が、遅くやることしかできない人は早くはできないので、それだけお客様のニーズに応えられる可能性が低くなります。カットやカラーもそうだと思いますが、「お客様の期待するペースにできるだけ合わせる」ということは満足度に繋がるとても重要なポイントになりますし、ヘアセットは「早いこと」がお客様の満足度に繋がる可能性が非常に高いです。
3.メニューの適正化を図る
最後に、メニューの適正化ですが、技術が向上して、効率化が図れるようになり、ヘアセットが30分でできるようになったとしたら、価格を適正なものに調整すると良いと思います。ヘアセット単体メニューの価格を適正にして、新規のセット需要から既存のカットカラーのメニューをアピールする方法や、カットカラーにセットを加えたパッケージメニューでの単価アップを狙う価格設定をする方法など、様々です。
もっと言うと、地域やマーケットの客層、サロンのコンセプトなどによっても価格は若干異なってくるので、適正化価格は一概には言えないのですが、技術と時間効率を上げて、その上で適正価格ができるのは間違いありません。そうすると、お客様は「遅い、下手、高い」という従来のイメージから、「早くて上手な割に安い」という満足度に繋がります。料金をただ下げるという意味ではなく、「早くて上手」という部分が備わっているだけで、信頼度が増し、お客様は「料金を支払う意味があるサービスだった」と感じるものです。
メニュー化のヒント
メニュー化については、技術と時間と価格のブラッシュアップだけでなく、お客様へのアピール方法にもヒントがあります。
例えば、「できるヘアスタイルをパッケージ化してカタログにする」だけで、お客様の選択が限定できます。
具体的に言うと、完璧にできるヘアアレンジのスタイルを、1〜9くらいまで写真をとってパネルにしておきます。その中から、どのスタイルにしてほしいかお客様に選択してもらう方法です。カラーなども、トーン表などを使ってお客様に具体的にイメージして頂くことがあるかと思いますが、そのヘアセット版を作る、というイメージです。
この手法を取ることで得られるメリットは、お客様は具体的にヘアの完成形をイメージしながら選択できることや、店舗側は、お客様との具体的なイメージの共有ができ、確実にできるスタイルに誘導することができます。さらに言うと、お客様が難解なスタイル写真を持ってきて、「こんな感じにしてください」と言われて焦ることもなくなりますのでオススメです。
メニュー化についてはノウハウを踏まえて、各サロンに一番良いものをセレクトしてお伝え致します。是非、この機会にヘアセットの技術を向上させ、価格と時間のバランスを見直してみませんか?お問い合わせはLINE@からお待ちしています。